FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

調律師の方に、鍵盤を削っている調律師がいる件について

鍵盤を削っている調律師がいる件について。

それは僕のことです

新しく担当された調律師の方、お客様にご不安があるかと思いますので、

なぜ、鍵盤を削ったかをご説明させていただきます。

最初は木口の下側の角まで落としていましたが、

今は木口を落としていません、そしてある方からご忠告がありましたので、

よっぽどのことが無い限り止めようと思います。


なぜ、鍵盤の下側の角を鉋掛けしたのか?

まず、鍵盤のことを考えましたのでご説明させていただきます

鍵盤はピアノのサイズによって長さが違います。

しかし、スピネットピアノを除き太さはだいたい同じです。

よって鍵盤の強度と特性が長さによって変わることになります

鍵盤の短いピアノは剛性が高く、しなりませんが鍵盤の長いピアノは剛性が弱くしなります

ちょうど良いバランスはグランドの3型より少し上、6型ですとしなりが強いです。

しならない鍵盤は剛性が高く、

固い、音の立ち上がりが早い音が出て、

衝撃が指にダイレクトに伝わり骨に響くような痛さがあります。


しなる鍵盤は剛性が弱く、指の力がロスされて、音色の変化に影響があります。

長い鍵盤は弾き心地が良く、タッチ自身のコントロール性は良いです。


メーカーによっても感触が違います。

ヤマハは軽く固い、鍵盤を外して叩いてみても固い振動が伝わります。

カワイは、ゴツイ感じがしてもっさりした感じがします。

以外にも鍵盤のみでもメーカーの個性が出ていると思います。


問題はグランドの3型以下のピアノ、アップライトピアノで、

ピアノ本体との相性があまり良くありません

アメリカ製のスピネットピアノは鍵盤が長いです。

弾くき心地が良い、音がまろやかだと思ったことはありませんか?

浅い固い音色がするスピネットピアノに、長いまろやかな鍵盤を与えてバランスを取りました

しかし、最近のピアノは住宅事情からピアノ自身の幅の狭い、鍵盤の短いピアノが主流です。

確かに現行のスピネットピアノは鍵盤を少し薄くしていますが間に合いません、

サイズ的に鍵盤の長さが短くなるなら、厚さもそれに見合って薄くなるべきです


では、太いままの鍵盤の弊害を考えてみます。

ピアニッシモが出にくくなります

そっと弾きたいのに、大きな音が出てしまう、大太鼓の撥で小太鼓を叩くような感じでしょうか?

フォルテで音が割れます

小太鼓に大太鼓の撥で強く叩いたような感じでしょうか?

手に来る衝撃が強すぎる

1台ピアノを調律し終わった時、指が痛くなること良くありませんか?

お客様は毎日、何年もそのピアノで弾き続けているのです。

連打性が落ちる

太くてゴツイ鍵盤がゴリゴリ動きます、細ければ連打性は上がります。

(スピネットがタッチが重い原因の一つ、もう一つは鍵盤の急な前後の角度)


しかし、鍵盤を長くすることはできません。

また、全てを均等に薄くすることもできません。

ですから、鍵盤の角を少し落とすことで指に長くなったと錯覚させるのです

竹刀がもし、面取りもしていない角材だったら素振りはしにくいと思います。

持つところが面取りしてあっても、衝撃、しなりで刺々しい物を振っている感触が残ります。

また、角を落とすと、棒の中心をイメージしやすくなります

芯の通った素振りは違います。太鼓のの撥でも、ドラムスティックでも同じです。

それらと同じように、鍵盤の裏側を面取りすると、

芯を感じるタッチでコントロールがしやすくなります

指に感じる衝撃も和らぎます

音色、連打性、音色の変化にプラスを確実に感じました。


では、鍵盤裏側の面取りでマイナス部分はと言いますと、

ピアノの個性がかなり変わるので、お客様が戸惑う

タッチの感じ方は現物、人、部屋によって変わる


指への衝撃が強くて本能的に強く弾きたくないと感じていた人は、

面取り後タッチが重く感じる

よく、ヤマハでタッチが軽いという人がいますが、重量自身ではなく、

(つんざくような硬い音色、衝撃の強い鍵盤でこれ以上弾きたくない、

と本能で感じる場合があります、その場合は鍵盤を押し下げることに否定的になりますので、

鍵盤が軽く感じます、面取りは効果的に作用します)


また、面取りをした場合、

鍵盤自身の重量がほんの少しかわるので、(前後バランスは変わらないのでダウンウェイトは同じ)

鍵盤の初動が軽くなり、タッチが軽くなると感じる人もいる

(カワイの初動の重い鍵盤にはかなり効果的)


鍵盤の恰好が変わり、不安をもたらす

指で、耳で感じることができない人もいます

後任の調律師の方は、最初の状態を知らないのでなおさらです

一応、勝手に削り出すのでなく、お客様にご説明させていただき、

一本削って、音色が良くなったのを確認していただいてから削っていました。

しかし、これからはもう行いません。

しかし、ハンマーを突く整音、タッチの調整の他に、

もう一つ効果のあるものを発見できたと最初は感動しました。

こんなことをしやがって!

尊い物を汚したような気分になったかもしれませんが、

できるピアノがあれば試していただきたいのがホンネです。

6型以上は効果が薄くなります。








ピアノの音色の変化を考える

ピアノの音色の変化を考える

何がピアノの理想の音なんだろうか?

奥が深いことですが、ここは簡単に平たく考えていきたいと思います。

いわゆる整音というやつですが、

難しく考えなくても、理想は簡単に見つけられます。

弾き手にとっても、聞く側にとっても基本は同じような気がします。

ピアノだけではありません、バイオリンも人の声も、オーディオも電話も基本は同じです。


小さい音はクリアではっきり聞こえて、

普通の音は柔らかく聞きやすく、

強い音の時はしっかり強い音がすること。




電話で小さな音がクリアに聞こえないと困りますね。


歌でも小さな声は、通ってぼやけずクリアなのが理想と思います。

オーディオもそうです。


中間の音量は生理的に受け付ける暖かい音、


金属的な音では耳が疲れますし、ぼやけた音でははっきり聞き取れません。



そして大きな音の時は強い音、


これは歌声、楽器やスピーカーなどが当てはまると思います。



しかし、ピアニッシモでクリアな音を中間の音量まで引っ張ると、音色は固めになり、

フォルテッシモで音は割れてしまいます。

中間の音量で暖かい音を作るとピアニッシモでぼやけ、フォルテで音がぐにゃり潰れます。



その相反する要素をどうまとめて行くかが、音色作りの難しさです。


実験の段階の域を出ませんが、


ピアニッシモでクリアで、中音は柔らかく、フォルテッシモで強い音が出る、

音色を作っています。


少し古いピアノで、止音装置のノイズ、弦の音の濁りなど、少しありますがアップロードしてみました。

これから技術を確立していこうと思います。














あけまして、おめでとうございます


あけまして、おめでとうございます。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

皆様のご健康と、お幸せをお祈りいたします。


僕は今年から、本来の姿に戻ろうと思います。

この2年間はいわば休息でした。

趣味に明け暮れ、辛い心をごまかしていました。

僕本来は怠け者で、それを無理して不可能に突っ込んでいくようなところがあります。

失敗をして、損をしてみっともなく。

またそのバカらしさをしたくなってきました。

王道でなく、名誉も尊敬も関係ないところで、

一人で暴走するんです。


知りたいのは、自分が追いかけたいものです。

疲れも知らず、眠くもなく、テンションは高く、見栄えなど関係ない。

その充実感をもう一度味わいたい。


その行為は僕にとっては貴重で、その後10年は僕をつないでくれる。

走っている限り老いはなく、走った分だけ進化する。

それを僕は忘れていました。

誰の余計な言葉も聞こえてきません。

そのかわり誰のせいでもありません、すべて自分のせいです。

自分の小さな器の中で立ち上がるんです。

去年は失敗でした、今年はやってみようと思います。




今年もお世話になりました、心より感謝申し上げます。


今年もお世話になりました、心より感謝申し上げます。

今年もあと数時間です、何とか今年も生きてこられて感慨深いです。


年末になり、やっと耳の心配から解放されたと実感しています。

耳は治ったのですが、精神的に引きずっていたのかもしれません。

お客様が、クレニオという不思議な施術を行う方で、

そこで、精神面、体とも治していただきました。

これも御縁でした。


今年は、あまり技術面では躍進はなかったと思います。

時計を楽しんでいましたが、収集も今年で終わりです。

仕事は、安定と地盤固めに尽きたと1年でした。

しかし、探究心が芽生え、来年からは進化していこうと思います。

激しい1年になる予感がします。


心境の変化は、

いうことの言える人間から、言わないことの大切さに気付いたことでしょうか?

実際は言うことは言えなく、余計なことを話してしまうのですが、

気付いた程度です。

苦労している人ほど主張が激しいんです。

うまくいってる人は、多くを語りません。

不思議なことです。

皆様が、来年は素晴らしい1年でありますように、

これからもよろしくお願いいたします。

花咲くアーモンドの枝

hana.jpg

ゴッホの作品らしいです。

現物は見たことありませんが、思い出のある絵です。

20代の頃、言葉もわからなくて海外に住んで、

途中、3週間ドイツに滞在した日々、ホテルの部屋に飾ってあった絵です。

綺麗な青空、枝と花、

最初は桜だと思っていました。

海外で見る日本の桜、今でもその時の気持ちがよみがえります。

自分にとっては到底不可能なことをしている。



それから何年も過ぎ、それでも覚えていた絵なので、

インターネットで調べました。

どうやって調べたのかも今は覚えていません。


見た絵がプリントだから、安物でいいんですが、

油絵の模写があるなら買ってみたいです。


ゴッホが、弟に子供ができたことを喜び、

子供の寝室に飾るように描いた絵だそうです。

見るからに清々しい、晴天に映える桜にも見える。

明るい前向きな気持ちにさせる、いい絵だと思います。


最新記事
月別アーカイブ
Twitter
Twitter始めました。よろしくお願いいたします。
facebook
facebookもやっています。お友達になりませんか?
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
10.10.2011~
調律師のブログです
ご訪問ありがとうございます。お時間のある方お付き合いください。

ノブ

Author:ノブ
こんにちは、ピアノの調律師の谷口です。ピアノの関する情報と、イタリア音楽など関するホームページを作っています。ぜひ立ち寄ってください。

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。