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あけましておめでとうございます。


皆様あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました、本年もどうぞよろしくお願い致します。



他人様に誇れる肩書も、技術もございませんが、

ご依頼頂いたお客様のピアノが少しでも綺麗な音を奏でてくれれば、

それが一番の幸せです。


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2番目の幸せは、時計の修理が出来たこと、一生の趣味として楽しんでおります。

3番目の幸せは自転車に乗ること、今年は冬も乗って怠けないようにしたいと思います。


ピアノの話に戻りますが、

仕事を独立してからそれなりに技術も進化しています、最近はお客様の反応が楽しいです。

そして、50歳を越えて痛感すること、今になって思う事があります。


最近テレビで、日本に文化や技術を学びに来る外国人の方の番組をよく見ます。

あいさつ、しきたり、作法、そして技術。

半分技術で、半分は精神なのかなぁという気がします。

日本の心を分かってほしい、繊細な心配りそれを世界に広めてほしいと。


それを自分に当てはめてみます。

20~30代に海外で調律師をさせていただきました。

現地の伝統文化を守るとか、尊重するとか、

現地の文化を理解して寄り添う気持ちが自分にあったのだろうかと。

もしその気持ちがあれば、全く違う結果となっただろうと今頃になって思っています。

当時の自分の気持ち的には、度胸試し、挑戦、そんな気持ちが蘇ります。

当時は全く現地の文化を尊重する、寄り添う、理解しようとする心がけは持てませんでした。

自分を認めてほしいと思うなら、相手も認めて尊重するべきです。

当たり前のことが分かっていませんでした。


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日本でピアノが作られて100年は経っています、もう日本の文化だと言ってもいいかもしれません。

それでも外国の音楽を、クラッシックは行っている。

そして音色やピアノの性能もそれを追い求めている。


日本に来る外国人には日本の心を理解しろと私たちは求めるのに、

ともすれば日本人の感覚を優先して、現地の伝統文化に本当に寄りそう気持ちが持てない。

多分、それぞれ西洋圏の方は、音楽の枠を超えて文化を理解してほしい、

遠く離れた東の国でもその心を組んでほしいと思っていると思います。

私たちは現地の文化を本当に理解はできない、

それは日本の文化心の神髄は外国の方には理解しづらいだろう思う事と同じです。

しかし寄り添う気持ちが大切だと思います。

日本の音楽、文化を行うならそのままが一番自然です。

しかし、100年勉強しようが本家がヨーロッパにある以上本物はそこにあるのです。

それは日本に移ることも無く、そこを忘れてはなりません。


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本家の気持ちの寄り添って、尊重して、

東洋人の感覚で文化をより発展をするなら、それはあり得るだろうと、

それが、これからの世代の方がすることなのだろうとも思います。

テレビで見る、仏道にすべてを捨てて入信する外国人のように。

一度同じ立場に立てて、それから外国人の感性が活かされるだろうと。


私はそんな器もなく、先頭を走る偉大な調律師でもありません。

私なりに与えられた、世間の用途に従ってコツコツ努力をしてまいります。

舞台の華について

舞台の華について

演奏家の方が技術と共に悩むのが、舞台での華ですね。

演奏が上手な方以上に華のある演奏家は少ないです。

華があればこんなに苦労しないのに、そう思われている方も多いと思います。

美貌なのか、スタイルなのか、自信なのか?


先日声楽の先生の発表会の調律をさせていただきました。

先生は素晴らしく華のあるお方です。


かなり以前の事を書かせていただきますが、

急な代役の仕事でコンサート調律をさせていただいたことがありました、

しらない歌手が歌われていました、歌も華も凄すぎてお名前も知らす、

それきりでしたが、数年後、その歌手の方からご依頼がありました。

それが今回の声楽の先生でした。


とんでもない美貌がある訳でもなく、8頭身のモデルでもなく、世界の歌劇場を回ったキャリアも多分ありません。

しかし、普通の方がいったん歌い始めると空気が一変します。

あれは何でしょうか、性能を出し切る時の生命力、魂が体から離れて空間を包む感じです。

立ち姿、振る舞い、表情、どこから見ても完璧に見えます。

エレガントそのものです。

もっと驚くのは、生徒さんに添って歌うと生徒さんにも華が移って倍くらい声が出るように見え、

生命力が限界まで出し切れているように見えます、華が移るんですね。


この特別なレッスン、先生も生徒さんもお気づきにはならず、自然なな行いなんです。

生命力を限界まで出し切りますと、

自分自身がマイナスと思っている部分が味に変わるんです。

太っている>安定感 痩せている>ピュア

美しくないと思い込んでいる顔>生きざまを刻んだ歴史

舞台映えしない仕草>後ろに見える厚い存在感

年齢、病気、体力>身を削る消えまいとするの鮮烈な光

力、音量>譜面をめくる音も聞こえるのがホールです、音量でなく力感、鳴り切り感です。


アスリートとも違うんですが、

体を鳴らしきる生徒さんの仕草が、

人間の本能、生命力の限界に持ってくる自然な動作でまとまっています。

それが醜い場合と美しくなる場合、それは先生がけん引するので美しくなります。

衝撃的な出来事でした。


ですから、華は容姿でもスタイルでも、作られた笑顔も仕草でもありません。

生命力を美しく出し切ることだと感じました。

生きているってこういうことなんだと美しさをもって実感させることです。


この感覚をお伝え出来る自信はありません。

食べ物なら、生のミントの葉を口に含んだ時の感じと言いましょうか。

車なら、性能を出し切る時のむせび泣くエンジンでしょうか。

これだよこれ、欲しかったのは!

そう思える物です。



ピアノの音の神髄?

ピアノの音の神髄って何


ピアノを触っている仕事なので、西洋音楽、文化も理解が必要かなと常々思っています。

本場はこうだ、日本は違う。そういわれて、自分自身もそう思っていました。

西洋の文化と場所、生活、宗教すべてが違いますが、ピアノは西洋文化の物です。

後でお伝えしますが、西洋文化の要はやはり宗教だと思い、

お客様で、キリスト教の方、神父、牧師、宣教師など宗派を問わずお話をすることがあるのですが、

神が横にいる、包まれる、と言う言葉をお聞きします。

熱心にお話されますので、その共感のようなもの、感覚が伝わります。

肯定的な、明るく安らぎ、感動のある感覚です、これは感じないと分かりません。

何と言っていいのか、つたない表現でお伝えしますと、

私が子供だった頃外国人の方は珍しく、ごく稀にみる宣教師の方を見て珍しさからお話をお聞きしました。

宣教師さんのあの笑顔とやさしさ、しかしこれまで生活してきて感じてきた笑顔と違う不思議な、構えていない笑顔。

この不思議な感覚が、ピアノの音の神髄かなぁと最近感じます。

その感覚から物事をたどっていくと行くと、なんとなく西洋音楽の発想につながる気がします。

キリスト教 共感、暖かさ、賛美

神道 集中 平静 神聖 

キリスト教が感覚を外に向けているような気がします。

神道は感覚が内面に向かっているような気がします。

 

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それと反対の出来事として、日本の伝統楽器を西洋人が演奏すると、明るく朗々と鳴らします。

三味線尺八、琴、明るく朗々と本能で神の賛美を歌うように聞こえます。

何か違う、あの神社の玉砂利を踏んだ時に気が引き締まる、一本筋の通った気持ち。

精神を集中して感覚を研ぎ澄まし、空間を引き締める。

まるで能の舞を演じているような、これは日本人の気持ちです。


この気持ちでピアノを演奏していたり、ピアノを調整する。

しかし違う、西洋とは違う、努力が足りないもっと精進しなければ・・・

演奏家も技術者も険しく、まるで修行僧のようです。

西洋人が調整しているのを見ると集中していないように見えるのも、

完璧でないように見えるのも、このためかもしれません。

表現するテクニック、技術者の技術も飽和状態と言えるほど研究されつくしているとも思えます。

ただ、要の宗教感には達していないのではないでしょうか。


東洋製の十字架に神は宿らないのか、こんなもの使えないとキリスト教の方が言うとは思えません。

同じくピアノもどこのメーカーでも構わないと言えなければならないのです。

また、僕自身代々仏教徒で、改宗する気は今のところありません。

ただ、ピアノを触る時はキリストを意識して接しようと思います。

外人が琴や三味線を触る時、せめて触る時は神道を意識してくださいと、言うような感じで違和感はないと思います。


クリスマス、結婚式はキリスト教、正月は神道、お葬式、お盆は仏教、

良い物は取り入れようとする日本人、ピアノを前にする時くらいキリスト教を感じるのも難しくないかもしれません。





あけましておめでとうございます。


あけましておめでとうございます。

去年は大変お世話になりました。



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去年はコロナ禍の中、出来た時間を焦らずに趣味に使いました。

自転車で治部坂峠を目指し、根羽村で断念いたしましたが良い思い出になりました。

また、これ以上はハマってはいけないと思っていた時計趣味、

とうとう時計の分解整備に踏み込み、不動品を2個再生することができ、

趣味で充実した1年となりました。

50を過ぎ老化との戦いとなってくると思うのですが、

時計の分解整備と自転車で楽しめれば、老いていくのを待つのではなく、

日々の向上と充実した日々を仕事以外でも実感できます。


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仕事については、考えさせられる1年になりました。

広告費をほとんどかけなかったのですが、

ご時世と時期を考慮すればお客様の量は変わらず、

真面目にやってきて、少しご信頼をいただき始めてるのかと思う反面、

200件に1件ほどは、大変お客様にお叱りを受けることがあり、

何をお客様がお望みなのか判断を間違えることがあり、

技術も大切なのですが、お客様のご要望をくみ取ることが本当に大切だと実感しています。


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今年はどのような年になるのか、この先どの様になってくるのか?

大手、集団、平均化、安定という昭和の考え方が大分この業界も抜けてきたと感じ、

お客様の楽器の音色に対する感覚が高くなっている実感もします。

本質を見抜くお客様、それに変化していくだろう業界


私自身はコツコツできるだけのことを手を抜かずに、日々変わらず行っていくのみです。

1日2件でも疲れ果てて、何もできないくらいで丁度いいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。


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マイブームの古典調律

古典調律

ピアノとは縁のないチェンバロとかの専門家が使用する調律なんですが、

最近はお客様と話し合って施しています。

お客様も違和感を感じ、平均率(現代の調律)に戻したこともありますが、

そこでまた古典調律の良さにお客様も気づかれたこともあります。

情緒のある響きとか、演奏する曲の作曲年代に合わせてとか、

そんな高尚な、インテリチックな理由で施しているのではございません。


理由は倍音です

最新型のピアノには倍音を増幅させる装置が付いています。

理由はより華やかに、そして音を伸ばすのが目的ですが、

本来のそのピアノにふさわしい器以上に無理していると実感しています。

悲鳴のようにうるさい音色とか、強弱で音量は変わっても全く音色が変わらないとか、

それでも音量や華やかさを求めるのは、分かりやすい性能と、

ピアノの歴史そのものが大きな音を出すことへの挑戦だったからだと思います。


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ピアニッシモを忘れていないか


共鳴も余すことなく音の伸びに変える、

平均率(現代の調律)も全ての調の響きが同じと言うことは、

一つの鍵盤の音を出しても、88鍵すべてにエネルギを散らせるということです。

ボディーは少しでも鳴ろうとしますが、1鍵のエネルギーは全体に散ります。

よって、スカスカな身の詰まっていない音色と表現力になります。

大きな音のする、浅い音です。


音の立ち上がりも変えられる

平均率(現代の調律)では弦が響くので、シャーンと金属の音が先に来て、

響板などの木の温かい音が後に来ます。

古典調律を施すと、共鳴が少し収まりますので、

シャーンという金属音は少しおとなしくなり、木の音も少しですが感じることができます。

これは、ピアノの構造から考え直さないといけない所を、好みにより簡単に変化させられる可能性があります。

針入れ、タッチの調整でピアノの音色を変えるのに加えて、

古典調律はボディの響きもコントロールできるのです。


全ての人にはお勧めできません

よそと調律が違う、これは大きな問題です。

よってある程度の認識と覚悟が要ります。

調律なので、戻すのは簡単ですが。

神経質な耳の敏感な方にお勧めできます。


マイブーム

お客様と、良い響き、弾きやすいピアノを模索しております。







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Author:ノブ
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